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同人作品の詳細や注意書きってどの程度まで必要なのかを考えてみた

いろいろ

現在の同人界隈では、作品のキャプションやタグで詳細な情報や注意書きを求められる傾向がありますよね。

自分の苦手要素を「地雷」と呼んで、これを徹底的に避けようとしている人がとても多いです。
ちなみに私はこの地雷という呼び方は好きではないので、自分では「苦手要素」「苦手分野」と言うようにしています。
私は苦手でも、それが大好きな人たちもいるし、そういう人たちは自分の好きなものを愛でているだけであって、こちらを攻撃したいわけじゃないんだから「地雷」っていう表現はどうなの?…というのが個人的な意見です。

それはさておき、私も同人活動をしている者として、どの程度までの注意書きやタグが必要になるのかを自分なりに考えてみました。

あ、この記事で指している同人作品は二次創作に限っています、と前書きさせていただきます!
一次創作(完全オリジナル作品)については性的表現・残酷描写による年齢制限の有無以外の注意書きは必要ないんじゃないかなと個人的に思っているからです。よろしくお願いします!

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◎年齢制限についての表記

これはもう確実に必要でしょう!!
法律にも引っかかりますからね、性的表現・残酷描写どちらの理由であっても年齢制限がある場合には必ず記載しなければなりませんし、その年齢に満たない人が作品を閲覧しないように注意を払う必要もあります。

◎特殊設定についての表記

原作の世界線ではない世界・時代・状況や年齢・性別操作など、原作上には出てこない特殊設定を出す場合には注意書き必須だと思います。

読み手は原作の世界や登場人物に惚れてファンになった延長で二次創作を求めるようになるわけですから、その原作の設定を変えてしまっている場合には説明しておかなければならないでしょう。

◎カップリングについての表記

カップリング(CP)も特殊設定のひとつですが、その中でも特に揉めやすいので別項目にしました。

作中に出てくるカップリング要素は、メインCP以外についてもきちんと記載しておいた方がいいんじゃないかな、と個人的には思います。
どんなにチョイ役だろうが、苦手CPが少しでも混ざるなら見たくないという人は結構多いです。
モブキャラについても、それなりの出番があり原作登場人物に絡んでくるというのなら記載しておくことをオススメします。

カップリング表記が物語の重大なネタバレになることは少ないと思いますし、キャプションやタグに加えることで余計なトラブルを避けられるならその方がいいのではないでしょうか。

○死ネタについての表記

死ネタも特殊設定のひとつです。
原作では生存しているキャラクターが死んでしまう内容にする場合、「死ネタ」という旨を記載した方がいいと私は思います。

そのキャラクターの死が最大の山場でありネタバレになってしまうから書きたくない、という意見をよく見かけますが、二次創作は原作からキャラクターをお借りして、ファン同士で楽しませていただいているものです。
原作の設定を大幅に歪めている部分に関しては、きちんと表記すべきだと思います。

ただ、もうひとつ個人的な考えとしては、死ネタを含むという点を注意書きしておくのならば誰が死ぬというところまで書かなくてもいいのではないだろうかとも思います。
「登場人物の死亡描写があります」
「メインキャラクターの死亡を含む内容です」
というように、「誰が」という部分を伏せた注意書きもアリではないでしょうか。

私は死ネタが苦手なのですが、上記のように書かれていればその作品を読むことを断念します。
逆に死ネタが大丈夫な人にとっては、誰が死んでしまうんだろうという疑問点を残したまま読み進めることができます。

カップリング表記とは違い、死ネタに関しては死ネタがあるという事実を明かしておけば詳細は少々ぼかして書いてもトラブルにはなりにくい特殊設定ではないかと思います。

△バッドエンドについての表記

バッドエンドに関しては、なかなか難しいところだと思います。
というのも、何をもってしてハッピーエンド・バッドエンドとするかは個人差があるからです。

同じ作品を読んでいても、せつないけれど爽やかで幸せな結末だと捉える人、結局は救われないバッドエンドだと捉える人に分かれたりもします。
作者がハッピーエンドのつもりで書いていても、読み手にとってはバッドエンドというパターンもあります。

誰がどう見てもハッピーエンドだ!間違いない!…と思われる内容以外は、ちょっとした注意書きを添えた方がいいのかなぁと思い、私はそうしてきました。

「人によってはハッピーエンドと感じないかもしれません」
「終わり方が後味悪く感じられる場合もあります」
このような文言を添えてみたことが何度かありますが、今のところ読み手とトラブルになったことはありません。
人によって捉え方が変わりそうな内容の場合には、こういった一言を添えるのがオススメです。

△特殊性癖についての表記

これもまた、どこからどこまでが注意書きが必要なものなのか、その基準がとても曖昧です。
何かしらのフェチを持っている人は多いと思いますが、それが割とノーマルなのかアブノーマルなのか、基準って難しいですよね。

ちょっと変わったことをしているのかな…と思ったときには、その旨を記載しておいた方が無難な気がします。
自分と似たような嗜好をもった人の作品のキャプションやタグ付けを参考にして、どの程度まで注意書きをするべきか考えてみるのもオススメです。

△暴力・流血表現についての表記

年齢制限をかけなければならないくらいの過激な表現・グロテスク表現があれば別ですが、多少の暴力・流血表現であれば注意書きは必ずしも必要ではないように思います。

原作にもよりますが、もともと戦闘描写がある原作であれば読み手はある程度の表現であればすんなり読めるでしょうけれど、争いごととは無縁の世界観であれば場合によっては注意書きが必要かもしれません。

受けを助けるために攻めが悪役を殴り飛ばす、怒った受けが攻めに一度だけ平手打ちをする、ちょっとした事故で怪我をして流血してしまう、…くらいのことは私は注意書きをしていませんでしたが、批判的な意見をもらったことはありませんでした。
(たまたまかもしれませんし、ジャンルやCP界隈によっても変わってくると思いますのであくまで参考程度ということで…)

魔法の言葉「なんでも許せる人向け」

注意書きをいちいち書くのが面倒くさい!ネタバレしたくない!なんでも許せる雑食の人だけ読んで!…という書き手(描き手)が繰り出す魔法の呪文。
それが、「なんでも許せる人だけ読んでください」です。

確かに、こう書かれていたらなんでも許せる雑食派以外は読まないor読んでも文句は言えない、となります。
何か苦情がきたとしても「なんでも許せる人向けって書いてありますよね?」と言い返すことができるのです。

ただ、「なんでも許せる人向け」だからといって、すべての注意書きを省略していいというわけではありません。
年齢制限は必ず表記しなければなりませんし、特殊設定についてもある程度は書くべきでしょう。
「なんでも許せる人向け」と書いておけばなんでも許されるというわけではない、というのは書き手(描き手)として意識しておかねばならないと思います。

注意書きは書き手(描き手)と読み手の双方のためのもの

そもそも、なぜ注意書きが必要なのでしょうか。
それは、読み手が苦手なものを目にしないためでもあり、書き手(描き手)が無用なトラブルに巻き込まれるのを防ぐためでもあると思います。

同人活動は、様々な趣味嗜好が行き交っている楽しいものです。
「私はそれ嫌い!」と思っているものは他の誰かが大事にしているものであり、私が何よりも尊い愛おしいと思っているものが他の誰かにとっては不快なものである。…という状況が日々生み出されている世界でもあります。
タグや注意書きで住み分けをすることで悲しい気持ち・嫌な気分になる人を少しでも減らしたいな、というのが最近の同人界隈なのだと思います。

私は20年ほど前から同人の世界に足を踏み入れている古の腐女子なので、カップリングごちゃ混ぜ商業アンソロやなんでもありの個人誌があった時代も知っています。
「かつては住み分けなんて意識していなかった!」「そんなに注意書きを求められていなかった!」という一部の先輩諸氏の気持ちも分からないわけではないですが、今現在の同人世界では住み分けは必要なことなんだろうなぁと私は思っています。

「趣味でやっていることなのにうるさく言われるなんて」という意見も見かけますが、趣味であってもルールやマナーが必要な分野って同人に限らずいろいろとあると思います。
そのルールが、時代とともに変化してきたということなんでしょう。
インターネットの発達・普及によって、同人に限ったことではありませんが、誰もが事前に詳細な情報を得たうえで次に進むというのが当たり前になってきている時代なんだと考えています。

趣味は元気に楽しく気持ちよくするのが1番です。
注意書き問題以外でも、書き手(描き手)も読み手も互いに楽しい同人ライフを送れるルールやマナーが浸透していくといいなぁと願っています。

なお、この記事に書いているのは、あくまでも私の個人的な意見です。
これが絶対に正しいわけじゃないですし、ジャンルやCP界隈によっても判断基準が変わってくると思います。
どうしたらいいか迷ったときには、自ジャンル・自CP内ではどうなっているのかをよく確認してみることをオススメします!