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有栖川有栖の火村シリーズを読むならとりあえずこの5冊をオススメしたい!

読書

2019年秋…つまり今年の秋に、ドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」の続編がHuluで配信されることが決定しました!
今年は本格ミステリ作家・有栖川有栖先生の作家生活30周年なので、それにちなんでの復活ではないかと思われます。令和元年でもありますしね!

斎藤工さん・窪田正孝さんによる名コンビで描かれたドラマは、原作ファンとしても大いに楽しめたので、続編が作られることはとてもとても嬉しいです!

ドラマも面白いですが、そこからさらに踏み込んで原作も好きになってもらえたら幸せだな…と思い、今回は火村英生を探偵役とする作家アリスシリーズ(以下、分かりやすく「火村シリーズ」とします)の中で私がオススメする5冊について書いていきます。
いや、本当は全部読んでほしいんですけどね…とりあえず厳選して5冊にしておきます(笑)

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オススメ①46番目の密室

火村シリーズの原点が「46番目の密室」です!
アリスと火村の出会いのことも書かれていますし、まずはここから読むのがベストだと思います。

私が偶然この本を手にしたのは、13歳のときでした。
ブックオフで本を物色していたときに作者名「あ行」の棚からフラフラさまよっていて、有栖川有栖という名前を面白いなと思ったのがきっかけです。

当然ながら、そのときは火村シリーズのことは知らず「46番目の密室」を最初に手に取ったのは偶然でしたが、ここから読み始めることができて本当によかったと思っています。

13歳の私でも理解しながら読み進められたくらいですので、とても読みやすいです。
文量も長すぎず、かといって物足りなさも無く、ちょうどいいと思います。
様々な面から見ても、火村シリーズ入門編としてオススメの1冊です。

ドラマでも登場した物語ではありますが、ドラマではやはりかなり駆け足感が否めませんでした。
大まかなトリックや犯人が分かっていたとしても、こちらはぜひ原作を読んでほしいです。

文章を追っているだけなのに、瞼の裏に鮮烈な朱色を感じるというか──「朱」という色のもつ美しさ、あるいは恐ろしさをしっとりと感じられます。
映像作品で受ける印象とはまた違った感想を抱けると思いますし、独特の物悲しさを感じられると思います。

ドラマで取り上げられていた作品の中でも特に、ぜひじっくりと文章で読み進めていってほしいと思う一作が「朱色の研究」です。

火村シリーズの中に、さらに国名シリーズというものがあります。
その名の通り、表題作に国名が入っているシリーズです。

国名シリーズの中で特にオススメしたいのが、この「マレー鉄道の謎」です。
めちゃくちゃ長いですが、どっしりと構えて読む価値が十分にある傑作だと思います。

異国情緒漂う中、アリスと火村の若かりし頃の思い出も見え隠れし、緊張感のある熱い場面もあれば、胸が苦しくなる切ないシーンもあります。

行ったことがない国が舞台&犯行現場があまり縁のない所ということもあり、少々想像しづらい状況もありますが、描写が丁寧なのでさほど気になりません。

長編が苦手な人でも、きっと先が気になって黙々と読んでしまえるんじゃないかなと思います。

賛否両論、そして好き嫌いが分かれやすい1冊ですが、私は推したい一作です。

現代技術がもたらすもの、それの是非、技術の進歩・進化が生み出す悲喜こもごも、「乱鴉の島」ではそういったものを感じられます。

そういったリアルを感じさせる半面、非常に繊細なロマンが垣間見える作品でもあります。
アリスと火村がアウェーというか、若干ヒールっぽい煽りをしている場面もあるので、それもなかなか斬新!

仄暗さと物悲しさが漂う雰囲気で、個人的にはかなりお気に入りの1冊です。

「狩人の悪夢」というタイトルから、悪夢に苛まれながら犯罪者を狩っている火村先生を想像しますが、もっと違う意味も孕んでいる深い題名です。

最後の最後まで誰が犯人なのか分からず、終盤で火村が犯人を追い詰めていく理詰めの言葉がカッコよくて、ドキドキしながら読み進められる作品となっています。

登場人物が割と今時っぽいというか、火村シリーズの中でもより現代らしい人々で構成されているので、長編ながらとっつきやすく読みやすいと思います。

今作では、火村の夢についてアリスが割と攻め込んでいっているのも印象的です。
でも、この2人はお互いに引き際は分かっているというか、これ以上は今は踏み込んではいけないという部分を弁えているんですよね。
本当に良いコンビだな~と改めて感じられる1冊です!

厳選して5冊を選びましたが、本当は他にもあれもこれも…というかやっぱり全部読んでほしい!(笑)

シリーズを通して読むことで、火村英生がいかにカッコよく、時にかわいらしく、少し危うい男であるのかがじわじわと分かります。

あと、シリーズを重ねるごとに、アリスが火村の心の闇に少しずつ近づこうとしているので、見守りの距離を縮めようとしている様子を感じ取るには、やはり火村シリーズを全作品を順番に読むのがオススメです!

2016年に放映されたドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理」は今でもHuluで観ることができます。
2週間無料で利用できるお試し期間もあります!
続編が配信される前に、私も復習のために観直したいと思っています^^