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映画「天気の子」ネタバレ感想!賛否両論が分かれる理由はコレ!!

映画

※この記事は映画「天気の子」のネタバレを書いているのでご注意ください

新海誠監督の新作映画「天気の子」を観てきました!
観た直後の感想としては、いやぁ…これは賛否両論に分かれてしまうのも納得だな、と唸りました。

そのあたりを語るには、どうしても結末への流れについて触れなければならないので、重大なネタバレを絡めて話を進めていきます。

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賛否が分かれるモヤッとポイントはおそらくコレ

「君の名は。」は好きだけど、「天気の子」は好きじゃない。
逆に「君の名は。」は好きになれなかったけど、「天気の子」は好き。
両タイプの人がいると思います。

もちろん、両方好きだし楽しめたという人もいるでしょうし、どちらも受け入れられなかった楽しめなかったという人もいるでしょう。

でも、あえて対比させて賛否が分かれる部分を考えてみると、両作品には決定的に大きな違いがあります。

「君の名は。」は、世界を救うことが好きな人を守ることにもつながる物語でした。

しかし、「天気の子」は好きな人を守るために東京を犠牲にする物語なのです。

好きな人のためなら他にどんな犠牲を払っても構わないという感情にどこまでリンクできるか、どのくらい共感できるのか、そこが一番大きな賛否の分かれ道だと思いました。

ダークサイドを見たいと思うか否かも賛否を分けるポイントのひとつ

「天気の子」は「君の名は。」とは違い、都会の闇を描いています。
犯罪、風俗、ヤクザ──そういったものをあえて排除しないで取り入れているんですね。

とことんピュアな青春という雰囲気だった「君の名は。」とは、大きく異なります。
ラブホテルが普通に出てきますからね。(別にナニするってわけじゃないですけど!)

少年少女たちが奔走する綺麗な世界を期待して観た人にとっては、違和感やモヤッと感が生み出されてしまったかもしれません。

逆に、今の若者…特に都心部の子どもたちの生活の近くにはこういった闇があるんだというリアル感を評価する人もいると思います。

良くも悪くも現実的な部分をあえて色濃くしている点が、賛否を分けるポイントのひとつになっているでしょう。

あえて大団円を描かなかった意味を考えてみる

陽菜は天気を操る力を得て何度も快晴に導いたけれど、その反動で大規模の嵐が起きることになってしまい、その人柱とならなければならない運命でした。
帆高は人柱が失われることになっても陽菜を救いたいと思い、そう願い、奇跡的に陽菜は助かりました。
でも、異常気象は収まらず雨は降り続けることになり、最終的には東京が沈没してしまうという結果になります。

これ、陽菜も東京もどちらも救われるようなウルトラハッピーエンドにすることは可能だったはずです。

そもそも1人の女の子を犠牲にするようなシステムがおかしい!って、主人公が神や世界に歯向かい挑んでいく展開だって出来たはずなんです。

けれど、新海誠監督はあえてそうしなかった。
あえて「東京を沈めた」という部分に、私は強いメッセージ性を感じました。

東京沈没、それは現代日本の中心部を自然に還すも同然です。
あくまでも個人的な解釈ですが、日本に滞って澱のようになっている闇部分を一度浄化させるべきなのではないか、という訴えのようにも感じました。

東京を沈めることになった原因は、なんとしても陽菜を助けたいという帆高の強い思いです。
それは確かに彼のエゴだと思いますが、現代日本の中心部では様々な人の黒い思惑やエゴが渦巻いています。
帆高のエゴはひたむきで純粋な想いからのものですが、今、東京に巣食っているエゴは果たしてどうでしょう?

我々の濁ったエゴが東京を沈めてしまった場合、「天気の子」のように綺麗な結末にはならないと思います。

「東京を沈める」ことを抽象的なメッセージと解釈した場合、そもそも晴天を続けた代償を1人の犠牲でどうにかしようという点に関しても、何かの暗喩なのではないかと考えたくなります。
今の日本でも、至るところに「人柱」が立っているように思えてなりません。

小難しいことを考えずに観たほうが楽しめると思う

私は途中からいろいろと小難しいことを考え始めてしまいましたが、とりあえず初回は美しい映像を楽しみながら気負わずに観るのがオススメです。

特に雨の描写が本当に美しいですし、音楽が入るタイミングもすごく良いです。
様々なスポンサーを探してみるのも楽しいですね^^

あと、「君の名は。」を観た人向けにサプライズが仕込まれているので、前作ファンは楽しめる要素がプラスされるかと思います!

賛否両論わかれていますが、私としてはけっこう好きな内容でした。
かといって、手放しで称賛できるというわけではなく、モヤッとする部分はあるんですけども…;
そのモヤモヤ部分も含めて嫌いにはなれないな~というのが正直な感想です!!